17日間に亘って開催されてきた北京オリンピックも昨夜ついに閉会式!! 全日程が終了しましたね!!
今回の北京もまた、世界の、そして日本のアスリート達が数多くの素晴らしい物語を残し、また、日本で見守る私達にとっても、これまでのオリンピック同様、さまざまな感動やドラマで毎日熱い夢を見させてもらった・・・・・そんな17日間だったように思います。
このブログでも期間中、序盤戦での感動や、サッカー競技関係の感想など書き綴ってみましたけど、最後に終盤戦での感動や、大会を通して感じたこと、私なりの感想を・・・・・
・・・大会終盤も、どの競技にも数多くのドラマはありましたが、私個人的に終盤戦に大感動だったのは、以外に地味なんですけど、やはり
“陸上:男子400mリレー”の3位銅メダルでした!!
私自身、実は中学時代に陸上 (短距離) をやってましたし、陸上競技 (特に短距離) 経験者の方や陸上競技ファンの方ならお分かりだと思いますけど、ホントーーーーに!!これまでの日本のさまざまなスポーツの歴史の中でも陸上の短距離種目というのは、日本人にとって世界のトップレベルに最も遠いとされてきた競技種目で、そもそもの身体能力的な格差から、日本人がファイナリスト (決勝進出者) に食い込んだり、ましてや入賞などということは殆んど不可能と考えられてきました。
ですからシドニー大会くらいからの末續クンや為末クンたちがファイナリストに食い込めるようになって来たことだけでももう殆んど奇跡に近かったのに、今回の銅メダル!!
勿論、日本陸上短距離男子での史上初のメダルですし、男女合わせても短距離史上80年ぶりのメダルです!!
確かに今回の400mリレーでは、強豪国のバトン受け渡しミスなどからの予選落ちが続出!! “運” もあったのかもしれません。
しかしリレー種目というのはバトン授受の技術・テクニックも大きな実力の一つ!! 必ずしも運ばかりではないはずです!!
ならばやはりこの3位銅メダルも堂々と胸を張れるもの!!
日本陸上界にとって、本当に夢であり、奇跡であり、快挙であり、金字塔であり、新たな歴史の1ページを残してくれる出来事となりました!!!
しかし、そんな感動の反面・・・・・・
今回の北京大会は全体を通して振り返ってみると、各競技で日本のいろいろな問題点や、次のロンドン大会に向けて解消していかなければならない課題も数多く残した大会となったような気もします・・・・・
まずは各競技での男子の弱体化!!
サッカーでも再三書きましたが、野球の星野ジャパンもしかり!! 男子柔道陣のほとんどの選手もです!!
なんでこんなに女々しく言い訳がましい、剥き出しの意地や闘志もまったく無い、こんな情けない選手たちばかりになってしまったんでしょうか?!
“なでしこ” や女子ソフトチーム、女子柔道陣のあの剥き出しの闘志と勝利への執着心を見ろ!! 恥ずかしくないのか?!!
本当にそう言いたくなりました!!
次に日本陸連(特にマラソン)!! そもそもの内部組織のあり方から見直し、選手選抜の選考基準の正常化をせよ!!
今回のマラソンの選手選考は男女ともひどすぎます。
直前にエントリー棄権する選手や故障でのレース途中リタイヤ選手の続出!!これは異常です!!
選手たちのコンディションや体調管理状況なども考慮しての選考なんじゃないんですか??
タイムリミットぎりぎりの直前棄権を容認したあげくに補欠選手の代替案も無い!! また明らかにレース前から故障を抱えているのを認知しながら平気で出場させ、結局、レース途中リタイア・・・・・
オリンピックの選手選考は選手個人の “思い出作り” のお手伝いですか?!!
そして最後に一部競技の選手特別扱い問題!! それもそこまでして結果は最低!!
ズバリ!!野球の星野ジャパン!!
これは私も知りませんでしたが、チーム全員、選手村にも入らずホテル宿泊の特別待遇だったとか・・・・・そこまでしてあの結果です!!
結果、試合内容、画面から見えるチームの空気、どれを取っても最低です!!
元・野球ファンとしては本当に悲しい!!
特別扱いに甘え、挙句に不甲斐ない結果と、なんの覇気も無い選手たち・・・・・
大体、監督からしてそうです!! 今回ばかりは星野仙一を見損ないました!!
ベンチで選手を怒鳴りつけ、時には鉄拳制裁も辞さなかった“熱き男・星野仙一” は何処へ行ってしまったのでしょうか??
それどころか 『敗戦の将は語らず・・・』 とまで言いながら言い訳の数々・・・・
おおよそ星野サンらしくもない!!
また組織そのものも問題です!!
現在の野球の組織・機構が変わらない限りは根本的にオリンピック競技にするのはやっぱり無理なんじゃないでしょうか?!
そもそも野球にはサッカーと違って世界中の野球界を統括できる組織が無い!!
サッカーの “FIFA” に当たるものが野球には無いので、各国、各リーグ、挙句の果てには個々のチームの好き勝手言い放題を抑制することが出来ず、世界一体での盛り上がりを作ることが出来ない!!
これを解決できない限りは、 “野球” のオリンピック競技復活はおそらく相当難しいんじゃないでしょうかネ?!・・・・・
・・・・・でもまぁ何だかんだ言っても、感動・ドラマなど素晴らしいこと半分、いろいろな問題や課題への不満も半分、いい事、やな事取り混ぜて今回もいろいろと感慨深いオリンピックでしたが、また次のロンドン大会でも今回以上の夢や感動を期待したいものですネ!!
17日間、夢とドラマを本当に有難う!!!