2008.08.12 Tuesday
北京オリンピック序盤戦での感動!! |
北京オリンピックもだんだん佳境へと入ってきましたネ!! まずサッカーについてはもう再三書いてますから、まだ 『なでしこジャパン』 は可能性も残していますけど、とりあえず置いておいて・・・・・ ここはとりあえず、今日までのこの序盤戦を見てきて私なりに大きな感動と印象を残してくれた場面を二つほど書き残してみます。 まずは何と言っても一番の感動は、やはり北島康介クンの男子100m平泳ぎ “金メダル” でしょう!! ただ単に決勝1位の金メダルというだけではなく、世界新の記録まで更新しての堂々たる金メダル!!本当に見事です!! そして私が何よりも意外でまた感動を受けたのはレース後の北島クンの “涙” でした!! 彼ももちろん今の若者!! 正直、今までの彼を見ていて、アテネの時の 『チョー気持ちいい!!』 や、逆に去年・一昨年の一連の成績不振時期のふてぶてしい表情など、 『彼もヤッパリ、しょせんは感情むき出しなだけで中身の無い薄っぺらな今風の子なのかな??・・・』 と感じ、私達世代とのジェネレーションギャップのせいもあってか、そんな彼に失望と今ひとつよく理解できない違和感のようなものを感じていました。 でもそうじゃなかった!! 時代・世代は変わっても、何かの目標に向かって本気で信念を持って進もうとする若者たちが心の中に抱く “情熱” の熱さは、私たちの時代とも何ら変わりは無かった!! 彼自身も実はすごくピュアな人間だったんだ!!・・・・・ 初めて見る彼の涙にそんなことを感じると心から素直に感動できました!! 北島クン、感動をありがとう!! そして今ひとつの感動は女子バドミントン・ダブルスの末綱 ・ 前田組、スエマエ・コンビです!! 試合前までは人気先行で小椋 ・ 潮田のいわゆる “オグシオ” ばかりがもてはやされていましたが、これもやはり、より高くより熱い勝利への情熱と執念を持った者こそが結局最後は勝ち残れるという真のスポーツの姿を見せてもらったような気がして胸が熱くなる思いでした。 特にこの二組については、いろいろな報道を見ても全く対照的なペアで、親友関係から発展し 『一緒にオリンピックに行こうネ!!』 を目標にしてきたというアマチュアのような “なかよしコンビ” の “オグシオ” と、片や先輩・後輩の関係から凌ぎを削りあい、ペアとなってもお互いを厳しい目で見詰め合うあまりに激しいクチ喧嘩も絶えなかったが、そんな中から勝つことだけに執念を燃やしつつお互いの関係を育てあってきたコンビという “スエマエ” ・・・・・ 結局この差がハッキリ出たのが、今回の女子バドミントン・ダブルスの結果だったということなんじゃないでしょうか?? オリンピック・サッカーの記事の中でも書いたことですが、最近の若者たちの多くに共通して感じること、それは・・・ 有言実行を良しとする考え方から、物事に立ち向かう最初の “決断力・思い切り” という点では凄いものを持っていて、それだけで突き進めるうちはいいけれど、時間や粘りを求められる障害にブチ当たると、その障害へ立ち向かう為に “勝利への執念” を燃え上がらせ、さらにはそのモチベーションを高いレベルのまま最後まで持ち続けてその障害を乗り越えていこうという力の弱い若者が多い!! 簡単に言えば “何が何でも勝ちたい” という意地を長く持ち続けることが出来ない子が多い!! で、そんな意地を持った数少ない子だけが勝ち残る・・・・・ それが “スエマエ”ペアのように思いました!! そんな彼女達だからこそ何とかメダル圏内には入ってほしいモンです!! “スエマエ” 頑張れ!! |