2008.06.10 Tuesday
映画の話・・・『地下鉄(メトロ)に乗って』 |
おとといの日曜日、“日曜洋画劇場”をご覧になった方はいらっしゃいますか??
『地下鉄(メトロ)に乗って』(2006年:松竹映画)をオン・エアーしていたのですが、この映画、私の大好きなジャンルにもかかわらず、一昨年の封切公開時には見たい見たいと思いながらもついつい行きそびれ、そのまま日々の忙しさにまぎれて忘れたままにしていた作品で、先日はようやく出会えたような気分でした・・・・ ※劇場公開は終了しています ある一人の平凡な営業マンの男(堤 真一)とその恋人(愛人)(岡本 綾)。 彼は少年時代のある事件以来、父親との確執を深め成人してからは完全に絶縁。彼女は父親も知らず母親の女手ひとつで育てられ生きてきた・・・・ そんな二人がある日突然にタイムスリップを経験し、過去と現在を行き来する中で、彼はそんな父親の、男として、父親として、一人の人間としての凄まじい生きざまを目の当たりにし、最後には息子たちに向ける父親の限りない愛情を理解し、彼女は同じく母親の凄まじい生き方と、自分の出生の秘密を知り、一人の“女”として自分の運命に答えを下す・・・・ そんなお話です・・・・ 本当に!本当に!心温まる映画・・・でも・・・うまい言葉が見つかりませんが、“心温まる”とは言ったものの、そんな一言でも表せない・・・・なんというか・・・・ まさに“心の琴線にふれる”という言葉が一番馴染むのかな??・・・・そんなふうに思える作品です。 興味のある方は是非どうぞ!!きっと心の奥深くを温かく包んでくれますョ!! この映画の主人公ほど深刻なものではありませんが、でもやはり私もどちらかと言えば、父親を事あるごとに“反面教師”的なイメージで見てきた一人です。 でも今は、以前よりも少しは父親の“心”に近づけたような、触れることができたような・・・そんな気もします。 そしてもし出来るものなら、この主人公のように50年前の両親に会って“ありがとう”と言いたい・・・・そんな気持ちになりました・・・・ 地下鉄(メトロ)に乗って THXスタンダード・エディション |